日本から中国へ1㎥を送る料金|航空便とLCLを比較

日本から中国へ1㎥を送る料金・航空便とLCLの比較

1㎥だけでは、中国向け送料は決まりません。

梱包後の外寸、実重量、集荷地、納品地、品目、通関条件、費用範囲をそろえて、個別に見積を取る必要があります。

約1㎥ならLCLが安い、と先に決めないほうが安全です。同じ1㎥でも、実重量が80kgなのか、約167kgなのか、250kgなのかで、航空D2Dで見るべき課金条件が変わります。

また、現行LCLと比べるときは運賃だけでは足りません。日本での集荷から中国での納品まで、同じ条件で総額をそろえて確認することが大切です。

この記事では、1㎥と実重量の組み合わせごとに何を確認すべきかを整理し、航空D2Dと現行LCLの見積条件をそろえる実務テンプレートをご紹介します。初めて中国向け輸送を検討する方は、公開中の「初心者ガイド」も先にご覧ください。

1㎥でもLCL一択ではない

1㎥はあくまで容積で、重量ではありません。約1㎥の貨物は、梱包後の実重量とセットで見てはじめて、航空D2Dと現行LCLを同じ土台で比較できます。

梱包後の外寸と実重量を確定

1㎥は、梱包後の縦・横・高さを掛け合わせた容積です。製品本体が同じでも、木箱、段ボール、緩衝材、パレット、木枠の有無で外寸も実重量も変わります。

そのため、比較に使うのは製品寸法ではなく、集荷時点の梱包後寸法です。ここが曖昧なままでは、見積条件がそろいません。

複数口なら、総容積が約1㎥という伝え方だけでは不足します。各梱包ごとの縦・横・高さ、実重量、個数、梱包形態を分けて出すと、航空の課金条件や荷役可否、集配車両の条件まで確認しやすくなります。

  • 梱包ごとの外寸
  • 梱包ごとの実重量と個数
  • 梱包形態
  • 突起部を含む最大外寸

約167kgは換算例

IATAが紹介する一般的な航空貨物の換算例では、容積重量をcm³÷6000で計算します。この考え方に当てはめると、1㎥は約167kg相当です。

ただし、これは一般例にすぎません。実際の換算係数、端数処理、最低料金、課金重量の決め方は、事業者ごと、サービスごと、契約条件ごとに確認が必要です。

  • 一般的な換算例:cm³÷6000
  • 換算例では1㎥は約167kg相当
  • 実際の課金条件は個別確認

1㎥・80kg・約167kg・250kgの見方

80kg、約167kg、250kgは、1㎥あたりの密度差をイメージするための計算例です。料金や輸送実績を示す数字ではなく、航空D2DとLCLのどちらが有利かをそのまま決めるものでもありません。

軽い・標準・重いで見る点が変わる

1㎥・80kgは、容積に対して実重量が軽い例です。航空D2Dでは容積重量が課金判断に関係する可能性があるため、課金重量だけでなく、集荷、輸出関連作業、中国側通関、中国国内配送までどこが費用に入るのかを確認します。

1㎥・約167kgは、cm³÷6000という一般的な換算例に近い実重量です。この数字だけで判断せず、実際の換算係数、端数処理、最低料金、課金重量の決定方法、適用されるサービス条件を見積書で確認します。

1㎥・250kgは、容積に対して実重量が重い例です。航空D2Dでは実重量側が課金判断に関係する可能性があります。

ただし、それだけで現行LCLとの比較結果は決まりません。LCLも、見積書に書かれた費用範囲と納品条件を同じ前提で見直す必要があります。

  • 80kg・約167kg・250kgは密度差の計算例
  • 航空D2Dは費用範囲まで確認
  • 現行LCLは費目も同条件で確認
  • 重量だけで方式や総額を決めない

表は横にスクロールできます。

実重量例何が変わるか見積で確認する点
80kg/1㎥容積に対して軽い密度の例。航空では容積重量が課金判断に関係する可能性がある。航空D2Dの換算係数・端数処理・最低料金・課金重量の決定方法・集配と通関を含む範囲。現行LCLの納品地までの費用範囲。
約167kg/1㎥cm³÷6000の一般的な換算例に近い密度の例。実際の換算係数、課金重量の決定方法、端数処理、最低料金、適用サービスと契約条件。
250kg/1㎥容積に対して重い密度の例。航空では実重量側が課金判断に関係する可能性がある。航空D2Dの課金重量と費用範囲。現行LCL見積書の容積・重量の扱い、納品地までの費用範囲。
日本から中国へ1㎥を送る料金|航空便とLCLを比較の画像2

現行LCLは比較項目をそろえる

現行LCLを航空D2Dと比べるときは、見積書に書かれている費用範囲と、まだ確認できていない項目を並べて見ます。1㎥という容積だけで、費用や条件を一律に判断することはできません。

LCL見積は費用範囲を先に確認

現行LCLの見積条件は、航空D2Dと同じ集荷地から同じ中国納品地までの前提で整理します。国際輸送費だけでなく、日本側と中国側の作業範囲、通関、配送、納品作業について、含有・除外・未確認を分けて残すことが重要です。

  • 日本側の集荷・輸出関連作業
  • 国際輸送の確認項目
  • 中国側の通関・配送・納品作業
  • 未記載費用を0円扱いしない

1㎥の見積は同条件総額で比べる

比較の目的は、航空運賃と海上運賃の単価を並べることではありません。同じ貨物を、同じ集荷地から同じ中国納品地まで送る前提で、費用範囲と未確認項目をそろえることです。

比較条件を固定して見積を読む

比較前に、梱包明細、集荷地、納品地、品目、希望納期、通関負担者、納品先の荷役条件をそろえます。集荷先や納品先が違う見積、通関や配送の範囲が違う見積は、そのままでは総額比較できません。

関税・輸入段階税、貨物保険、検査、保管、据付は、基本物流費とは別に確認する項目です。見積書に書かれていなくても除外と決めつけず、比較表には「未確認」として残してください。

  • 集荷地と納品地を一致させる
  • 同じ梱包明細・品目・数量で依頼
  • 通関負担者と荷役条件をそろえる
  • 通貨・税・立替費用・有効期限を記録

表は横にスクロールできます。

費用項目航空D2D現行LCL
日本国内集荷集荷地、車両条件、荷役、時間指定、集荷費用の含有範囲を確認。集荷地、搬入条件、荷役、集荷費用の含有範囲を確認。
輸出関連作業輸出通関、書類、空港関連作業、立替費用の扱いを確認。輸出通関、書類、見積書上の日本側関連作業、立替費用の扱いを確認。
国際輸送課金重量、換算係数、端数処理、最低料金、課金重量の決定方法、適用条件を確認。R/T、最低課金、CFS関連費用、海上関連費用を比較表の確認項目として見積書で確認。
中国側通関・配送輸入通関、中国国内配送、納品作業、荷役条件の含有範囲を確認。輸入通関、配送、納品作業、荷役条件の含有範囲を確認。
別枠・未確認項目関税・輸入段階税、保険、検査、保管、据付は含有・除外・未確認を記録。関税・輸入段階税、保険、検査、保管、据付は含有・除外・未確認を記録。
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1㎥の見積依頼テンプレート

見積依頼時に情報がそろっていると、航空D2Dで確認すべき条件と、現行LCLと比べる範囲を整理しやすくなります。約1㎥でも、総容積だけではなく梱包単位の情報まで提出してください。

梱包明細・住所・貨物情報をまとめて伝える

見積依頼では、各梱包の外寸、実重量、個数、梱包形態を書きます。あわせて、品名、用途、材質、型番、価格、集荷先、中国の納品先、希望納期、納品先の荷役条件も共有してください。

現行見積書や請求書を比較資料として共有する場合、会社名、取引先名、担当者名、口座情報は黒塗りにできます。

ただし、費目名、数量、算定単位、単価、金額、通貨、集荷地、納品地、輸送条件は残してください。費用範囲をそろえて比較するために必要です。

  • 各口の外寸・実重量・個数・梱包形態
  • 品名・用途・材質・型番・価格
  • 日本の集荷地と中国の納品地
  • 希望納期・通関負担者・荷役条件
  • 現行見積書の費目と費用範囲

表は横にスクロールできます。

情報記載内容
梱包明細各梱包の縦・横・高さ、実重量、個数、木箱・段ボール・パレットなどの梱包形態。
貨物情報品名、用途、材質、型番、価格、必要に応じて写真。電池・液体・磁性体などの仕様も事前共有。
住所・納品条件日本の集荷地、中国の納品地、郵便番号、受入時間、車両制限、荷役設備の有無。
輸送・通関条件希望納期、通関負担者、売買条件、輸入者情報など、分かる範囲の条件。
比較資料残す情報:費目名、数量、算定単位、単価、金額、通貨、集荷地、納品地、輸送条件。黒塗り可:会社名、取引先名、担当者名、口座情報。
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輸出書類は整合が必須

約1㎥でも、輸出手続に必要な情報は省けません。見積確認と通関確認を止めないためにも、貨物の実態に合った書類情報は早めにそろえておく必要があります。

品名は用途や材質が分かるように書く

日本税関の輸出手続案内では、輸出申告に品名、数量、価格、仕向地などの情報が必要とされています。また、申告事項はインボイスなどの資料と整合していることが重要です。

品名も「parts」のような抽象表現だけでは足りません。用途、材質、型番から貨物内容を説明できる状態にしておくと、見積確認や通関確認が進めやすくなります。

  • 品名・数量・価格・仕向地を整合させる
  • インボイスとの整合を確認
  • 用途・材質・型番が分かる品名にする
  • 輸入者情報と通関条件を早めに整理

約1㎥は判定シートで条件整理

上海カーゴエクスプレスは、日本発・中国向け航空輸送を取り扱い、日本国内集荷から中国国内配送までの航空D2Dについて、貨物情報に基づく個別見積を行っています。

現行LCL比較に必要な情報を先に整理

約1㎥の貨物について、梱包後の外寸、実重量、個数、集荷地、納品地、品目、希望納期、現行LCL見積の費用範囲をご共有ください。

いただいた情報をもとに、航空D2Dで確認すべき条件と、現行LCL見積を比較資料として見ていくポイントを整理します。

見積書または請求書を共有いただく場合、会社名、取引先名、担当者名、口座情報は黒塗りで問題ありません。費目名、数量、算定単位、単価、金額、通貨、集荷地、納品地、輸送条件は残してください。

  • 1㎥と実重量から密度区分を整理
  • 航空D2Dの課金・納品条件を整理
  • 現行LCL見積を比較資料として整理
  • 比較に必要な追加情報を明確化

よくある質問

1㎥の貨物を中国へ送る料金は、いくらで見ればよいですか?

1㎥という情報だけでは料金は出せません。

梱包後の外寸、実重量、集荷地、納品地、品目、通関条件、費用範囲をそろえた個別見積が必要です。

航空D2Dと現行LCLは、運賃単体ではなく、日本集荷から中国納品までの同条件総額で比較してください。

約1㎥なら、LCLを選ぶのが普通ですか?

約1㎥という容積だけでLCLを選ぶとは限りません。実重量との組み合わせ、航空D2Dの課金条件、現行LCL見積書の費用範囲、集荷地・納品地・通関条件をそろえたうえで判断します。

1㎥・80kgと1㎥・250kgでは、何が違いますか?

違うのは、1㎥あたりの実重量、つまり密度です。80kg/1㎥は容積に対して軽い例、250kg/1㎥は重い例です。

ただし、これは料金や方式の優劣を示す数字ではありません。航空D2Dでは課金重量の条件、現行LCLでは見積書上の費用範囲を、同じ条件で確認します。

航空の1㎥は、必ず約167kgとして計算されますか?

IATAが紹介する一般的な換算例であるcm³÷6000では、1㎥は約167kg相当です。

ただし、実際の換算係数、端数処理、最低料金、課金重量の決定方法は、事業者・サービス・契約条件によって異なります。実際の課金条件は個別見積で確認してください。

LCL見積では、どこを確認すれば比較しやすいですか?

航空D2Dと比較する際は、現行LCL見積書に記載された日本側・中国側の作業範囲、国際輸送の費用項目、配送・納品作業の範囲を確認します。未記載の費用を0円扱いにせず、含有・除外・未確認を分けて残してください。

見積書や請求書は、黒塗りして共有しても大丈夫ですか?

はい、会社名、取引先名、担当者名、口座情報は黒塗りにできます。反対に、費目名、数量、算定単位、単価、金額、通貨、集荷地、納品地、輸送条件は、同条件比較に必要なため残してください。

1㎥判定シートを受け取る

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中国向け輸送をご検討中の方は、品名、箱数、重量、外寸、日本側の集荷地、中国側の納品先をお送りください。

貨物条件を確認し、輸送可否、必要書類、通関条件、集荷から納品までの対応範囲をご案内します。切り替えるメリットがない場合は、無理におすすめしません。

依頼内容request type必須

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参考情報

IATA Air Cargo Tariffs and Rules

日本税関 輸出手続

日本税関 輸出申告項目